スカンジナビアンアプローチとは、むし歯や歯周病を徹底的に治療してから、再発させないようにメンテナンスをしていく「予防管理型」の歯科医療です。痛くなったら削るという悪循環を断ち、病気を未然に防ぐことで生涯にわたり歯を残せるようにサポートしていきます。
毎日歯磨きして
いるから
歯垢なんてない
歯が痛くなければ
わざわざ歯医者に
行かない
歯が抜けたら
入れ歯にすれば
いいや
北欧でも特に予防治療で有名なスウェーデン・イエテボリ大学のアクセルソン名誉教授が行った30年間にわたる臨床研究により、メンテナンスで歯を守れる確率は「97.7%」という数値が実証されました。
つまり、「歯の定期検診(メンテナンス)」をしっかりと受けていれば、むし歯や歯周病で歯を失うことはほとんどなく、自分の歯で生涯過ごせることが明らかになったのです。
日本人が歯を失くす理由の第1位が歯周病です(※) 。当院の栗原壮一朗歯科院長は日本歯周病学会 認定医資格を取得しています。歯周病を専門分野に選んだ理由は、大学病院での勤務経験から、自分の歯がどれだけ残っているかが生活の質に直結することを実感したためです。
「歯がなくなればなくなるほど、食事がおいしくなくなってしまう」という切実な声を多く耳にし、歯周病から患者さまの歯を守ることを決意。地域でも数少ない日本歯周病学会 認定医として、皆さまが生涯にわたりご自分の歯でおいしく食べられるようにお手伝いいたします。
※出典:厚生労働省 e-ヘルスネット
当院の一番の特徴は、内科と歯科が密に連携しながら診療していることです。街の医院としては非常にめずらしい存在ですが、近年では医科歯科連携の必要性が認められ、国立がん研究センターや大学病院などでは連携が進められています。
例えば糖尿病は、歯周病の細菌が出す炎症物質が血糖コントロールに悪影響を及ぼすため、内科的な治療と併せて歯周病の管理を行うことが欠かせません。糖尿病に限らず、お口を清潔に保ち、歯周病を予防することで、誤嚥性肺炎や心疾患、脳梗塞、認知症など多岐にわたる全身疾患のリスクを軽減できることがわかっています。
当院では医科歯科連携の強みを活かして、お口の予防ケアで全身の健康をサポートしてまいります。
むし歯や歯周病のチェック、かみ合わせなど、お口全体を確認します。
専用の機器を使って、歯磨きでは落とせない歯石などを取り除きます。
適切な歯の磨き方とフロスや歯間ブラシの効果的な使い方もお伝えします。
お子さまに限らず、ご希望であれば大人の方にもフッ素塗布を行います。
むし歯や歯周病のチェック、かみ合わせなど、お口全体を確認します。
専用の機器を使って歯磨きでは落とせない歯石などを取り除きます。
むし歯になりにくいおやつや食事の食べ方、適した歯磨き法をアドバイス。お子さまだけでなく、保護者の方にもご説明します。
フッ素は、野菜や果物、鶏肉や牛肉などにも含まれている栄養素です。歯の再石灰化を促進して溶けたエナメル質を修復したり、歯を強くしたり、むし歯菌のはたらきを抑制する効果があり、むし歯予防に非常に有効です。
当院では歯質の弱いお子さまはもちろん、ご希望であれば大人の方にもフッ素塗布を行っています。
シーラントは生えてきたばかりの奥歯の溝を歯科用プラスチックで埋めて、むし歯を予防する方法です。むし歯菌の付着を防ぐことができ、保護者の方の仕上げ磨きも楽になります。お子さまに奥歯が生え始めたら、早めにご来院ください。
歯は年齢のせいで抜けることはありません。
むし歯・歯周病などの病気になったために失われます。
つまり年齢は関係がなく、病気の予防や早期治療ができればいくつになっても自分の歯で生活することができるのです。
歯を守る第一歩は定期検診を受け、病気の予防ケアや早期発見に努めることです。
実際に、定期検診が習慣化しているスウェーデンのシニア層は、日本人よりも自分の歯を多く維持できています。
※出典:厚生労働省 平成29年度歯科医疾患実態調査
Swedish denntal journal vol39 2015
むし歯や歯周病は細菌による感染症です。そして、その細菌の塊が「歯垢(プラーク)」と「歯石」なのです。
歯垢は1mgに約10億の細菌があるといわれ、時間が経つと石灰化して歯石に変わります。
どんなに歯磨きが上手な人でも磨き残しはあるため、定期的に歯科医院でプロによるクリーニングを受けることが欠かせません。
栗原医科歯科医院・矯正歯科では
お一人お一人に合わせた予防計画をご提案しています。
治療が終わった患者さまに、適切な時期に定期検診のご案内をさせていただき、継続的な健康づくりをサポートしていきます。