・ヒブ(インフルエンザ菌b型:Hib)とは?
ヒブ感染症は主に5歳未満の幼児にみられる病気で、重症化すると細菌性髄膜炎や敗血症などの重篤な病気を引き起こすことがあります。
日本では、ワクチンが普及するまで年間約600人の子どもたちがヒブ髄膜炎を発症していたと推定されます。2013年4月から定期接種が開始され、罹患率は大幅に減少しています。今後も、ワクチンによる予防が大切です。
・接種を受ける時期と間隔は?
ヒブ感染症は多くが生後3ヶ月~4歳までに発症するため、生後2ヶ月からヒブワクチンの接種が効果的です。
【対象者】
生後2ヶ月~5歳未満
※標準的な接種開始年齢:生後2~7ヶ月未満
【回数】
4~8週間の間隔で3回の皮下注射
・副反応は?
ごくまれに腫れや発熱、発疹、じんましん、かゆみなどがみられることがありますが、これらは通常一時的なもので、数日以内に消失します。