・BCGで予防できる結核ってどんな病気?
日本では現在でも毎年2万人以上の結核患者が発生しています。また乳幼児が結核に感染すると粟粒(ぞくりゅう)結核や結核性髄膜炎などになり、重い後遺症を残すことがあります。乳幼児早期にワクチンを接種しておくと、成人に対する肺結核の発病予防効果は50%とされ、小児の粟粒結核や結核性髄膜炎の発病防止に対しても高い有効性が報告されています。
・接種を受ける時期と間隔は?
【対象者】
生後1歳に至るまで
※標準的な接種年齢:生後5~8ヶ月に至るまで
【回数】
1回
・副反応は?
接種後3日から10日目頃までに接種部位に明らかな発赤・腫れ、針痕部位の化膿などがみられた場合、赤ちゃんが結核に感染している可能性が高いので、すぐにかかりつけ医にご相談ください。
2~4週後に接種部位が赤くなったり、膿が出たりするのは異常反応ではなく免疫が適切についた証拠です。