・麻しん(はしか)ってどんな病気?
麻しんウイルスは極めて感染力が強く、発熱、咳、鼻水、目やに、発疹を引き起こします。
主な合併症は、気管支炎、肺炎、中耳炎、脳炎などです。予防接種をすれば合併症はほとんど起こりません。ぜひ予防接種を受けておきましょう。
・風しん(三日はしか)ってどんな病気?
風しんは感染者の咳やくしゃみなどで飛沫感染します。
大人の場合は重症になることが多いです。また、妊婦が妊娠初期にかかると先天性風しん症候群といって先天性心疾患、難聴、白内障などを持つ赤ちゃんが生まれる可能性が高まるため、妊娠前に免疫をつけておく必要があります。
・接種を受ける時期と間隔は?
【対象者】
生後12ヶ月以上
1期
【対象者】
生後12~24ヶ月に至るまで
【回数】
1回の皮下注射
2期
【対象者】
5~7歳未満で小学校就学前1年間
【回数】
1回の皮下注射
・副反応は?
このワクチンは、麻しんと風しんのワクチンを混ぜたものです。接種してから1週間後に37.5度以上の発熱、発疹などがみられることがありますが、通常1~2日で治まります。